「自分たちとしてはこの機会を、同窓会みたいなノスタルジックなものじゃなく、
“これから”のための新たなスタートラインだと思ってますから」

●まずは、3月1日がだんだんと近付きつつある現在の心境から聞かせてください。
PAUL:楽しみですね。 2月に入ると同時に、このライヴに向けての44MAGNUMのリハーサルも始まることになっていて。そこからまたエンジンがかかって、先がどんどん見えてくることになると思うんですよ。視界が開けてくるというか。で、実際に中野サンプラザでのライヴ当日を迎える頃には、もうひとつ先の段階のスイッチが入った状態になっているはず。その先のことを思うと本当にワクワクしますね。今はそれ以前に、このライヴ自体についてワクワクしてますけど(笑)。特に44MAGNUMの場合、「やる」と言っておきながら鹿鳴館でのライヴができなかったというのがあって、それを目がけてガーッと上がっていたテンションが、一度、自分のなかで下がってしまってるわけですよ。今は、それをまた、どんどん持ち上げようとしてる感じですね。実際、こうして話をしてるだけでも自然にどんどん気持ちが盛り上がってくるんだけども(笑)。
●昨年の12月26日、日本武道館での『JACK IN THE BOX』に出演しましたよね。あのライヴもテンション回復にひと役買うことになったんじゃないですか?
PAUL:それは間違いないですね。ものすごくいい景色を見させてもらったし、打ち上げも楽しかった(笑)。L’Arc~en~CielのhydeやGLAYのTERU、D’ERLANGERのKYOたちとも話をして、みんな44MAGNUMを聴いて育ったと言ってくれてて。それはもう単純に嬉しいことなんだけど、そういう下の世代のためにも自分たちは頑張らなくちゃいけないと思うし、彼らみたいなバンドたちにもこういったイベントをどんどんやって欲しいと思うよね。そうしていくことでロックが本当の意味で根付きながら広がっていくことになるんじゃないかとも思えるし。同時に感じたのは、武道館にはまた立ってみたいということ。ああいう機会に“立たせてもらう”んじゃなくて、あくまで自分たちの力でね。今回のライヴは、そのための第一歩でもあると思う。
●44MAGNUMとEARTHSHAKER、MARINOが一堂に会すると聞くと、同窓会的な匂いもしますけど、かならずしもそれがこのイベントの趣旨ではないわけですよね?
PAUL:うん。むしろ、ここから何かが始まるという感じですね。というか、始めなきゃいけないと思う。実はこの3バンドが同じステージに立つというのは初めてのことで、それ自体が珍しくもあるし、もちろんそこには懐かしいという気持ちもあるんだけど、自分たちとしてはこの機会を、同窓会みたいなノスタルジックなものじゃなく、“これから”のための新たなスタートラインだと思ってますから。
(取材・文/増田勇一)


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